Home » 経営 » あるパート職が見ている視点

この前、あるサービス業全国NO1の会社のパートさんにインタヴューをしてきて

私にとって驚くことがあったのでシェアします。

 

それは、パート・正社員関係なく成長意欲はあるということです。

それは、人により違うだけで

パート職を選ぶのはその人の現在の優先順位に過ぎないということです。

あたり前と言う人もいるかもしれませんが、

以前は、私は、パートの方には決められた仕事をお願いし、

正社員にはより創造的な仕事を期待するような勝手な思い込みがありました。

 

そのインタヴューさせてもらった人は、30代前半でパートとして営業をやっていました。

なぜその仕事をしたのかを聞いたところ

転職した時にスキルが転用しやすいからという話でした。

 

単純な仕事には興味がなく、これから生きていくのに必要なスキルを身に着けるために

ここで働いているという話でした。

ぶっちゃけ話を聞いていると 正社員よりも営業成績もよく

こんな人がいたら正社員の人はあせるだろうなあと思いながら聞いていました。

 

けれどパート職という立場上 給与は正社員より低い。

そこに不満はないのかも突っ込んで聞いてみたのですが、

その人からはそんな不満は全く聞こえてきませんでした。

理由は、子育てをしているから

 

その人の優先順位は2つあって 子供と仕事 両方うまくやっていける

選択肢が今の仕事をパートとしてやっているという結論でした。

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子供の成長が落ち着くまでは、今の仕事で力をつけて

子供が成長したら選択できる自分を作る。

 

そういったことを考えているんだと思いました。

逆を言うと、私たちはそんな意欲的な人に働いて欲しいと思った時、

成長できる環境や状況を作ることがとても大事で

そのことを適切に伝えることができれば、優秀なパートの

人に働いてもらえる可能性が高くなるということです。

 

経営面から言ってもこれほど効果が高いことはありません。

求めている人の層が何を必要としているのか?

そのあたりが人材採用と会社経営の鍵だなと実感しています。

優秀な人材は発掘次第でまだまだいそうですね。

 

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この記事を書いた人

介護ヒューマンリソースコンサルタント
株式会社ユノモ

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