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「せっかく内定頂きましたが、今回は辞退させて頂きます。」

 

今日は、面接をして採用を決めたのに

後日、連絡がつかなくなったり、今の職場が辞めれないからという理由で

入社辞退を防ぐにはどう考えたらいいかについてお話したいと思います。

 

まず、中途入社の介護職や看護職がどういった就職活動をしているのか?

を見てみたいと思います。

 

転職活動をするにあたり、なんらかの不満があり転職を思い立つことが

多いです。

そんな欲求があり、求人誌や求人サイトを見て こういうところなら

いいかな~ということを考えます。

それで、一度応募してみようと思い立ち応募するわけなのですが、

ここまでで、現在の職場には、退職する旨を伝えていない場合が多いです。

そして、休みの日や仕事終わりに面接に行きます。

そこで面接の場で、ここはいいなと思い。後日、内定をもらいます。

内定のタイミングの時や面接の時、入社日の日程調整をして、

1か月後や2か月後くらいには退職できますということを聞きます。

 

けれど、、、

ここで問題なのですが

現在働いている職場で、どういったことが繰り広げられるかを

イメージしておく必要があります。

何をイメージするかなんですが、、、

 

 

A(入社予定者)  「実は、話がありまして、、、」

B(現職場責任者)  「どうしたんだ?」

A         「退職をしたいのですが、、、」

B          「なんだって?? なんで辞めたいと思ったんだ」

A          「このままの給与や条件ではやっていけないと思ったからです」

B          「今、辞められても困る。人材がいない中なんとかやっているのに

Aさんが辞めたら回らなくなる。給与や条件をよくするから 考え直して欲しい。」

A         「そう言われましても もう次のところが決まっていまして、、、」

B         「今いる利用者さんはどうするつもり?迷惑かかることはわかっていないの?」

 

A        しばらくの沈黙

 

A        「一度考え直します。」

 

こんなやりとりがなされています。

恐らく御社で退職する人がいた場合も同じような対応をしている場合もあるかもしれませ

ん。

 

 

それで数日後、内定を出した人から連絡があり、

「今の職場が辞められないので、辞退したいです。」

というような話になります。

(場合によっては、連絡がない場合もあったりします。)

 

では、一体こういう事態に予めどのように対策しておいた方がいいかということですが

一番大切なことは、

なぜ転職したいのかという本人の本音を面接時に把握しているかどうかということです。

その理由をわかっていないとまだ関係が薄い中

こちらが何を言っても現職場の抵抗には負けてしまいます。

最近は、どこも人材不足なので、退職を防ぎたいという思いは強いです。

いろいろな手で退職防止対策をしています。

だからこそ、先ほどあげたやりとりを想定した対策をうつ必要があります。

他には、現職場が退職できるように細かくフォローすることです。

そうすることで、こちらに転職してもらう可能性が大きく上がります。

まとめると、

  • 中途求職者は、現職を退職するまで、大きなストレスを抱えるということを

認識すること

  • 面接時、転職理由の本音を理解すること。
  • 退職までのフォローを細かくすること

 

もしまだやれていないのであれば、まずはこの3つをやってもらうと

入社辞退という残念な結果は起こりづらくなると思います。

参考になればうれしいです。

 

人材採用・定着のご相談はこちら

この記事を書いた人

介護ヒューマンリソースコンサルタント
株式会社ユノモ

One thought on “中途内定者に取るべき対策

  1. もりのゆき より:

    いつも楽しく読ませて頂いています。
    転職辞退も本人にとってよい形であれば、
    必要ですね、
    一方でユノモさんは、
    お客様が減ってしまいますが。

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