現場スタッフが採用に関わった方がいい理由
『〇〇さん(人事担当者)に無理を言っていましたよ
やっぱり採用は難しいですね。
いろんな要望を言っていられないです。』
先日、ある介護事業所採用責任者と話をしていた時のこと、
人事担当者に対して現場の責任者がこう話をしたそうです。
その介護事業所は、合同企業説明会に現場の介護スタッフの人
を連れていくようにしています。
目的は2つあって、
1つは、求職者に働く現場の声を聞いてもらい共感をしてもらい入社してもらいやすい
状況を作ること。
もう1つは、採用の現状を現場介護スタッフにも知ってもらうということです。
今日はこの2つ目の人材採用の現状を知ってもらうことについて主にお話したいと思います。
多くの介護事業所は、
合同企業説明会などでは、採用担当者が行くことが多いです。
現場の責任者の人は、いつも同僚である介護スタッフと接しているので
人がいない大変さが肌で感じわかっている。
それは、普段から人材がいない もっと欲しいという声を聞くことが多いからです。
そして、人事担当者は、その声を現場責任者から聞いてなんとかしないといけないと思ってはいるがなんともその人材の要望に応えられない。
そんなジレンマがあります。
現場と、採用担当者との
目線を合わせる必要性が問題解決の糸口ではないかと思っています。
多くの介護事業所の方とお話させて頂くと、
現場と採用部門の目線があっていないことが多く
人事担当者または、経営者側が孤立し、行動量をあげて採用活動もしているのに
なかなか現場からは喜んでもらえない
逆に現場は、現場で困っていて、早くもっといい人材が欲しい。
という思いを持っている。
現場責任者として何をしたらいいのだろう
採用担当として何をしたらいいのだろう
そのあたりを腹を割って話していく必要があると思います。
採用活動に関わることで、それぞれの役割を明確にして、
現場の責任者は退職を減らすという役割
採用担当者は、現場が必要とする人材を確保する役割など
こういった分業が必要なのではないかと思うわけです。
もちろん採用担当も退職者を減らすにはどうするのか?と言ったことや
気持ちよく働いてもらうにはどうしたらいいかなども関わっていく必要があります。
役割が決まっていない事業所に関しては、そういった話をするきっかけにも
採用に関わってもらうことで感じてもらえるきっかけになると思います。
同じ会社で働いているわけですから目的を一致させて目の前の一緒に働く人と
取り組むことができれば
その力が、結果的に採用にも大きく繋がり、自社が求める人材が集まる土台ができて
いくと思います。
そういった意味でも合同企業説明会などは、目に見える現実を知ってもらう
いい機会になるのではないでしょうか
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