パクってもうまく行かない理由
よく安易に他社のやり方をパクるといいと言う人がいますが、
それをただ単にやってもうまく行く場合と行かない場合があります。
その違いについて、お話したいと思います。
実はそこには大きな乖離があって、、、
どんな乖離かというとそこまで至る思考プロセスがあるかないかの違いです。
結局は裏付けなんですが、
そこまで至るにあたってたくさんの思考と改善が繰り返され、
その結果になっています。
なぜそのような結果になっているのか
あるいはなっていないのか?
そこを検証し続けて今がある。
経営戦略も採用戦略も同じで、簡単にマネできないのは
表面に見える箇所と裏にある見えない部分があって
成り立っている。
その裏にあるものは誰にもわからない。
そこが大きな違いだと思っています。
昔、ある急成長している会社の社長がぼそっと言っていたことがあります。
『うちの経営説明会に同業が来たとしてもマネできないことがわかった』と
それは、今日お話している裏にある見えない努力や考えが
そこにあるからだと思います。
結局のところパクったところで、それがどういうことだったかがわかるには
1年以上後にしかわからず、その1年でその会社はもっと先に行っていることになる。
その1年先の差というものは、本当に埋めるのが難しく
だからこそスピードと言うものが経営には問われるのではないかと最近
思っています。
まとめると、倫理の範疇でパクってもいいかもしれないけれど、ただ単にやっても
あまり意味はなくその差を埋めるのは本当に難しいと思います。
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