『紹介でないと新規は断っています。

この前も問いあわせをもらったのですが、

やんわりと断りました。』

この前、

懇意にしている人の紹介で焼肉屋に行ってきました。

そこは、紹介制のお店でした。

私は、そこの店主の熱量に大分やられたのですが、

肉のうんちくがすごい。

牛には右利きや左利きなどがあるようで

どこを下にして寝ているかで肉の固さが違うそうです。

利き足でない方の肉が柔らかいのでそういった肉のみ提供したり、

聞いたことがない部位の説明があったり

なぜその肉を提供しているのかなどの話もありました。

肉はエンターテインメントだと語る店主。

愛を大事にしているそうで、

よく来てくれるお客さんと相思相愛で楽しくやっていきたいと言っていました。

来店頻度も管理していて、ベスト10のお客さんはなるべくいつでも予約が取れるようにしていて

1年以上来ていないお客さんは、断ったりするという感じです。

感心したのは、その方針は立ち上げ当初からやっているらしく、

席が空いているのにも関わらず、新規は取らないというスタンス。

お客が来ないので、資金も厳しくなります。　そうなったとしても新規はとらない

家族にも呆れられていたそうです。

今では、予約が取れなくなるお店にまで変わったという話でした。

そこでバイトとして働く薬学部生に聞いたところ、卒業後、薬剤師になるかその焼肉屋に就職するかを悩んでいるという話でした。

やはり、こういった特別な想い入れというのが大事で、

それが人に伝わるのだと思います。