本と対話するということ
うっすら見えてきたことなんですが、
本が家にあると言うこと。
それは相談相手ができるような
そういった感じがします。
以前から読んでいる ジョンロックの『知性の正しい導き方』 という本で
このイギリス出身のロックさん 1632年生まれ
徳川家康が江戸幕府を開いたのが1603年だから日本でいう江戸初期
の時代に書かれた本。
日本でも翻訳され今も残っている
その理由は、本物ということ。
約400年前に書かれた本が残っていて
アマゾンにも売られている。
その本を何回も読む。
普通は、一回読んで終わりで
こんなことを作者は言っていたな
参考になったと思うだけなのですが、
そうではなくて、ロックさんが使う言葉はどういう意味で使っていたのか?
言葉の意味を多くの記載された文章から拾い上げていく。そして、
言葉同士の相関関係を読み解いていく。
普通なら、言葉の意味を考えるにしても辞書で調べるなどして、
一般的な言葉の意味で解釈してしまいがちなのですが、
ロックさんが本の中でなんと言いたかったのか
そこの記述も探しながら読み込んでいくのですが、
少しづつ感じて来ていることは、こういうことを考えて
おられたんですね。という感じが出てきて、
だんだん人としての親近感が湧いてくる感じがしています。
こういう無駄そうなことをしているとどういう効果があるかと言うと
どういう意図でその人が発言したのか相手の発言を
いろんな角度から見れるようになると思っています。
ここはまだ実感値としてははっきりとしているわけでなく
そうなるのではという感じがしている程度です。
少なくとも、一つの本で言っていることは誰が読んでも同じ解釈になることが
本来の姿なのですが、そんなことは追求もせず。
普段は、自分の都合のいいように読んでしまっています。
本を読む時はそれでいいとも思っているのですが、
組織の運営を考えたときに、それではだめで、誰が言っても同じ共通の認識を
持っていないと運営にずれが生じることになる
一つの決め事を全員が共通の認識の元、実行することすら難しい。
まずは、私が見える角度を増やして相手の意図を理解できるようにならなければ、
意識の統一は程遠いと思っています。
これは来年3月まで読み込む課題なので、この課題をやることで
感じたことや実感値などもアップデートしていくと思いますので
またシェアさせて頂ければと思っています。
本で相談相手ができるという感覚は、新しい発見でした。
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