社長が現場から離れたほうがいい理由
社長は現場の仕事から離れた方がいいという話は以前からよく耳にしていたのですが、
なぜ離れた方がいいのかということに答えてくれる人がいなかったので、
「なぜなのかな~」と前から思っていたのですが、
自分なりに理由が分かってきたので今日はそんなお話をしたいと思います。
最近、哲学という自分には今まで縁がなかった分野を学ぶ機会があるのですが、
その中で、なぜ哲学が古代ギリシャで発達したのかという話がありました。
そこには、時間という余裕があったという話がありました。
時間に余裕があったので、考える時間ができ物事を深く考えることができ、
現在でも残る思想ができあがったというものです。
普通に過ごしていると、明日食べる物のことを主に考えます。
そうなると先のことを考えたり、将来のことを考える時間がなくなります。
時間という余りを持つことがまず何よりも大事ということだと思います。
もし、社長に時間という余りがなかった場合、どうなるのかというと
社内体制を整えたり、事業展開のこと考えたりできません。
会社の初期のころは無理かもしれませんが、
ある程度年月が経過すると意図的にこういった余裕を持って時間を作る必要があるのは、
人間には限界があるからだと思います。
そういった理由で、社長は時間があることがふさわしいという結論に至っています。
私自身、もっと余裕をもてるようになりたいと思っています。
人材採用・定着のご相談はこちら