伝える側が成長する感覚
教える人が学べるということ
『なるほど~』と思うことをある人から聞きました。
その内容は具体的で、的を射た話でした。
『すごいですね』と私が言ったら、、、
返ってきた答えは、それは、以前私が言ったことだと返事がありました。
『そんなこと言ったかな~』
何か違和感がありました。
もう少し聞いてみると、話が理解できました。
私が言ったことをその方なりに解釈して
言葉にしたということでした。
そんなことを伝えた記憶がなかった私は、
自分は、まだまだだめだなと思ったのと同時に、伝えたことで
後になってその人なりの解釈を通じて新たに学ぶということが
あるということを知りました。
さらにそのあと、同じことに関した、別の方から違う事例で話が入ってきました。
これもまた、違った解釈で私に伝わる内容だったので、
一つのことに対し、いろいろな角度の解釈を通じ理解を深める経験をしました。
これが理解を深める一つの方法なのかなと感じたわけなのですが、
そもそも誰かに伝えるという行為をしていなければ、学びが返ってくる機会が
あったのかどうかはわかりません。
誰かに何かを伝えるということに関しては、
その時の自分の感想でもいいので、伝えるということは
やっておいた方がいいと思っていて、やってみるとまずは頭が整理されます。
そのあと、その人との会話を続けて、解釈を聞きます。
そうすると、違った形で物の見え方が入ってきます。
イメージで言うと、一つの対象に対して 上から見たり 下から見たり、
斜めから見たり、真正面からみたりすると見え方が違います。
その見え方によって解釈の仕方も異なります。
見方を増やした分だけ、その対象に対しての自分の理解も深まるし、
結果出てくる言語となる表現も変わってくると思います。
誰かに伝えるということで、自分の頭が整理されて伝えたということを
実感することはあると思うのですが、
誰かに伝える事で、後になって違った解釈での見え方が入ってくることは
貴重な体験でした。
教えることで自分の理解が深まるということは
こういうこともあるとだと思います。
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